仮想通貨暴落時にアルトコインに起こっていること
暗号通貨CCI管理人のあっくです。
9/4〜5にかけての仮想通貨の暴落、激しかったですね。
一時的に今年最安値となる通貨も多く、心が折れかけそうになった人もいるのではないでしょうか?
ここ最近の仮想通貨市場の暴落を見ると、ビットコインは少し下げ(あるいはすぐに戻し)、アルトコインが大きく下落するというケースが多いのですが、今回も同じような傾向になるかもしれません。
このことに関連するWeiss Ratings社の見解を紹介します(2週間ほど前のレポート内容です)。
Weiss Ratings社の見解
Weiss Ratings(ワイスレーティング)社は、金融機関や保険会社に関する財務力格付けを行う機関です。2018年1月24日に、仮想通貨の格付けを開始し、仮想通貨界隈の注目を集めました。
当サイトでは、毎週金曜日に最新の仮想通貨格付(A〜Eなどの)情報を掲載していますが、Weiss Ratings社から配信される情報は格付だけではなく、仮想通貨に関する有益なレポートも送られてきます。
2週間前のレポートの一部をご覧ください。
要約すると、次のような内容です。
(8/24時点)ここ数週間のビットコイン価格はほぼ横ばいだが、アルトコインは軒並み大きく下落した。
その理由は、投資家たちが暴落相場を乗り切るために、アルトコインを使ってビットコインを購入しているため。
注目すべきは避難先としてのビットコインということではなく、多くの資金がフィアット(現金)に戻らず仮想通貨市場に留まっているということ。
以前見られた投機的な売買がほとんどなくなり、市場が成熟しているサインと考えられる。
つまり、仮想通貨保有者や投資家の動き、仮想通貨市場の動きは、次のようになります。
暴落は残念で悲しいことかもしれませんが、「よしよし、仮想通貨市場 成熟の兆しだぞ」と捉えることもできるわけですね。
あっくの見解
例えば、悪いニュースが出て仮想通貨の暴落が起こり、ビットコインが10%下落してアルトコインが軒並み20%下落したとします。
ビットコインは、そのうち価格を戻すことでしょう。
アルトコインに関しては、あるものは元の価格まで戻り、あるものは半分しか戻らず、またあるものは全く価格が上がってこない、ということも起こり得ます。
このような暴落が第二波、第三波、第四波と立て続けに訪れた場合、力のないアルトコインは元の価格の1/100にまで下がるなど、淘汰されてしまうかもしれません。
1satoshiを下回り、ついにイーサリアムの最小単位にまで落ち込んだウィズコインには触れないでおくとして(と言って触れてますが)、力のある仮想通貨しか生き残れないフェーズに来ているのかもしれません。
選別は、始まっている。
と言えるのではないでしょうか?
個人的には、世の中に役立つサービスを提供する仮想通貨だけが生き残って成長していけば良いと考えています。
ビットコインは「性能が悪い」「実用に耐えられない」などと言われてることもありますが、Weiss Ratingsのレポートに書かれているように、whiskery grandfather of crypto (暗号通貨界の祖父なる存在)としてアルトコインから資金が流れるという点において、やはり強力な通貨と言えるのではないでしょうか。
立て続けにやってくる仮想通貨の暴落に肩を落としている人も多いのではないかと思います。
暴落時の考え方・捉え方として参考にして頂ければ幸いです。