ビットコインのアドレスと秘密鍵を作り、秘密鍵で取り出してみた

暗号通貨CCI管理人のあっくです。

ビットコインのアドレスや秘密鍵は自分で簡単に作れるってご存知ですか?

今回は、秘密鍵やペーパーウォレットの扱い方についてです。

近日開催する当サイト独自のプレゼント企画に参加するために必要な情報でもありますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

仮想通貨の管理方法について

暗号通貨の管理方法は様々ですが、bitFlyerやBinanceなどの大手取引所に保管している人がほとんどではないかと思います。

また、動かす予定のない仮想通貨をレジャーナノ・Sなどのハードウォレットに保管している方もいれば、コストを掛けずにコールドウォレットに管理する目的でペーパーウォレットを活用している人もいることでしょう。

bitFlyerやBinanceなどの取引所にビットコインを保管していると、暗号通貨のかなめである秘密鍵を意識する必要がないため、仮想通貨(仮想的な通貨)の側面しか知ることがきません。

一方ペーパーウォレットの使い方が分かると、暗号通貨”感”(デジタルなデータであり暗号である感じ)がより身近なものになり、暗号通貨リテラシーが高まります。

そこでまず、ペーパーウォレットを使用して暗号通貨を管理する一連の流れを解説していきます。

 

ペーパーウォレットの使い方と流れ

ペーパーウォレットで暗号通貨を管理するステップは次の通りです。

①通貨のアドレスと秘密鍵のペアを作る(金庫を用意
②用意したアドレスに通貨を送金する(金庫に入れる
③秘密鍵を使って通貨を引き出す(金庫から取り出す
④引き出した通貨を取引所へ送金する(財布に入れる

ここでは、ビットコインを例に挙げて説明します。

 

①アドレスと秘密鍵のペアを作る

ペーパーウォレットとは、暗号通貨のアドレスと秘密鍵のペアが印刷された紙のことです。

このアドレスと秘密鍵のペアは、どうやって入手するのでしょうか?誰かが発行してくれるのでしょうか?

実は、いつでも、誰でも、何個でも作ることができます。

例えば私の場合、指定した数だけアドレスと秘密鍵のペアを作る次のようなプログラムを作っています(欲しい人がいましたらお配りします ※Mac、Linuxで動作)。

ですが、このようにアドレスと秘密鍵のペアを自作するのはレアケースで、一般的には、ペーパーウォレット(アドレスと秘密鍵)を作るための無料のWebサービスを利用します。

ペーパーウォレットを作成するサービスの代表とも言えるサイトが「bitaddress.org」ですので、ここではbitaddress.orgでBTCアドレスと秘密鍵を作る例で話を進めていきます。

ペーパーウォレット(アドレスと秘密鍵)を作る際は、セキュリティに気をつける必要がありますが、試しに作ってみるだけ(そのアドレスを使わない)であれば、bitaddress.orgにアクセスしてわずか20秒ほどで作ることができます。

画面上でPCのマウスをグルグルと動かすと、表示されるパーセンテージの数字(上の例では24%)が増え、100%になると次のようなアドレスと秘密鍵が画面に現れます(スマホの操作では時間がかかるため、PCで試してください)。

左側がBTCアドレス(とそのQRコード)、右側が秘密鍵(とそのQRコード)です。

これでBTCアドレスと秘密鍵のペアが用意できました。

続いて、ペーパーウォレット(アドレスと秘密鍵)を実際に使ってみましょう。

 

②用意したアドレスへBTCを送金する

ご利用の取引所などから、先ほど作ったアドレスにBTCを送金するだけなので、これは簡単ですね。

 

③秘密鍵を使って通貨を引き出す

ペーパーウォレット(先ほどのアドレス)へ送金したBTCを取り出すためには、秘密鍵をインポートする機能を持つウォレットを使うのが一般的です。

ここでは、メジャーなWebウォレットの一つ「BLOCKCHAIN」を使って、BTCを引き出してみます。

(BLOCKCHAINのアカウントは無料で即座に作ることができるため、ここでは省略します)

ブラウザから「BLOCKCHAIN」へログインしたら「設定」→「ウォレットとアドレス」を選択して、「ビットコインアドレスのインポート」をクリック。

次に、「このウォレット以外で生成された既存のアドレス」にチェックを入れて、秘密鍵をコピーして入力欄へ貼り付け「インポート」ボタンをクリック。

画面に「インポートに成功」などと表示されれば、引き出し作業は完了です。

引き出しに成功すると、下のようにインポートされたビットコインアドレスと残高が一覧として表示されます。

引き出した通貨を取引所へ送金する

ビットコインをBLOCKCHAINウォレットに保管することもできますが、取引所などへ送金してみましょう。

先ほどと同じ画面で「Transfer All」をクリックすると、

「ビットコインを送信」の画面が表示されるため、宛先(ご自身の取引所のBTCアドレス)送金する金額を入力して、「続行」ボタンへ進むと、送金は完了です。

 

以上が、ペーパーウォレットの基本的な使い方です。

次の4つのステップを順を追って紹介しました。

①通貨のアドレスと秘密鍵のペアを作る(金庫を用意)
②用意したアドレスに通貨を送金する(金庫に入れる)
③秘密鍵を使って通貨を引き出す(金庫から取り出す)
④引き出した通貨を取引所へ送金する(財布に入れる)

秘密鍵をインポートできるウォレット(上の例ではBLOCKCHAINのアカウント)を用意しておけば、どれも簡単に行えることがお分り頂けたのではないでしょうか。

③の「秘密鍵を使って通貨を引き出す」は難しそうに聞こえるかもしれませんが、秘密鍵(文字列)をコピーして貼り付けるだけ(またはスマホのカメラでQRコードを読み込み:後述)の簡単操作です。

秘密鍵があれば暗号通貨の引き出しを簡単に行えるため、秘密鍵を盗まれたら、通貨を引き抜かれるのもあっという間です。

このように、秘密鍵は暗号通貨そのものと言っても過言ではないほど重要なものです。

もし、秘密鍵とアドレスの組み合わせが分からなくなったとしても、秘密鍵さえ分かればペアとなるアドレスを作ることもできます(自作プログラムの例)。

逆に、アドレスから秘密鍵を作ることはできません。秘密鍵はマスターキーのような万能なものでもあるんですね。

ちなみに、レジャーナノ・SなどのハードウォレットはUSBメモリのような形をしているので「暗号通貨」が保存されていると思っている人も多いですが、実際に保管されているのは「秘密鍵」というわけです。

 

繰り返しになりますが、秘密鍵を他人に知られると、簡単に通貨が引き出されるのでご注意下さい。

 

プレゼント企画について

さて、ここまでは前置きでした。ここからが本題です。

0.01BTC(約4,300円)を送金済みのビットコインアドレスを10個用意しました。

3月上旬に実施するプレゼント企画では、この10個のアドレスのペアとなる秘密鍵が、当サイトのトップページにランダムで出現します!

つまり、サイトに訪問し、一番最初に秘密鍵を見つけて引き出した人に、0.01BTC(約4,300円)をプレゼントするという企画です。

 

「偶然の通りすがりの人ではなく、サイトをがっつり利用してくれる人が有利になるようなプレゼント企画を行いたい。」

そんな想いから、今回の企画を行うことにしました。

みなさんに楽しんで頂けたら、継続的に開催したいと思っています。

 

(3/3追記)

BTCプレゼント企画は、3/5(火)から3/10(日)の間で開催します。

BLOCKCHAINウォレットのアカウントをお持ちでない方は、事前に用意しておいて下さい。

 

このBTCプレゼントと並行して、XRPのプレゼント企画も行います。どちらの詳細も、追ってご案内します。

 

おまけ:QRコードからBTCを引き出す

この記事では、セキュリティについてあまり触れていません。ペーパーウォレットを試す際は、セキュリティ事故に十分注意して、自己責任で行なって下さい。

なお、ペーパーウォレットは印刷物ですので、長期保管の際は、ラミネート(ビニール)加工した上で、耐火金庫に入れておくことをお勧めします。

 

上の例では秘密鍵をコピペしましたが、ペーパーウォレットから暗号通貨を引き出す場合、QRコードに変換した秘密鍵をスマホのカメラで読み込んで通貨を引き出すのが一般的です。

BLOCKCHAINサービスにはスマホアプリもあり、「QRコード読み込みによる秘密鍵のインポート」が可能です。秘密鍵をコピペした場合と同じ結果になるため、やり易い方法で行なって下さい。

今回のプレゼント企画では、QRコードではなく秘密鍵(文字列)が現れますが、QRコードとして取り出したい場合は、QRコード生成ツールを用意しましたので、こちらをご利用下さい。

QRコード生成ツール

ちなみに、このQRコード生成ツールは、LINE Botにも対応させています(作ってみてわかったのですが、あまり実用的ではないです・・)。

一応、URL・電話番号・暗号通貨の秘密鍵など、好きな文字列からQRコードを生成できますので、是非ご活用ください!

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