仮想通貨版のダウ平均、日経平均のような新しい指数を作ります
こんにちは、暗号通貨CCI のあっくです。
株の世界には、ダウ平均、S&P500、日経平均株価、TOPIXなどの様々な指標がありますよね。
例えば、日経平均株価が好調だと「日本で代表的な株の株価の調子が良い→日本の景気が良い」などの日本経済を示す指標となる、といった具合です。世界では、ダウ平均やS&P500などが使われ、ニュースなどで耳にしたことのある人もいるのではないでしょうか。
仮想通貨市場では、時価総額(発行コイン数×価格)で見ると、ビットコイン一強時代が長く続きましたが、ご存知の通り、ここ数ヶ月でアルトコインの勢力も伸びてきています。
ビットコインとその他大勢、ではなく、多数の銘柄がひしめき合う状況となったため、今後は、株式と同じような仮想通貨市場を示す指標(指数)が生み出されるのではないかと思います。
そこで、仮想通貨市場の増進や減退を表すような指数(Crypto Currency Index(CCIndex))作ってみることにしました。
私が作りたい指数は、
- 仮想通貨全体の増進や減退がわかる
- 個々の通貨とその指数を比較できる
という2つを満たす指標。例えば、こんな感じをイメージしています。
CCIndexは、仮想通貨全体の推移を示す平均値のようなもの。 CCIndexと各仮想通貨をプロットして比べることで、その通貨の立ち位置を知ることができる、というものです。
まず、念のために仮想通貨の指数が存在していないことを確認すべく、ネットで情報収集してみることに。
すると・・。
仮想通貨の指数を発見してしまいました!
CCI30 : Crypto Currencies Index 30
cci30.com
しかも、うちのサイトCCIとかぶるし、CCIndexともかぶるという始末。
CCI30がどんな指標か、ざっくりとまとめると、
・株式のS&P500インデックスから着想を得たものである。
・時価総額の上位30銘柄(仮想通貨)を使った指標とする。
・仮想通貨の時価総額は変動が激しいため、このトップ30は四半期ごとに選び直す。
・時価総額の荷重移動平均でならしたデータを使用する。
・特定の通貨が大きな影響を与えるという状況を避けるために、各通貨に対してウエイトを設ける。
つまり、時価総額上位30位の仮想通貨の時価総額をうまく調整して足し合わせたものを指標とする。
というものらしいです。
このCCI30という指数は、大学の数学教授、経済学者、ITのエキスパートなど多くの偉い人たちによって作られたものらしいので、そのうち話題になって、ニュースなどで使われることになるのかもしれません。
でも、幸か不幸か、私が作りたい指標とは少し異なっていました。
私が作りたいのは、もっとシンプルで、イメージしやすいもの。
それでいて、平均(指数)と個々の通貨を比較できるもの。
もしそのような指数ができれば、例えばRippleで良いニュースが発表された際に、CCIndex(平均値)から離れる様子が見えたり(※)、格付のレーティングが変わった際にも動きを捉えられるかもしれない、などなど、意味のあるデータになるかもと思っています。
(※)リップルは良いニュースが出てもなぜか価格に反映されませんが・・。
時価総額ではなく価格の増減率を評価する、そして、指数と各通貨を対比することができる、という意味を込めて、対照CCIndex(仮称)として、指数とグラフ生成の仕組みを作ってみたいと思います。
一週間ほどお待ちください!
完成しました(こちら)。