NEM(ネム)返金後のチャートとCCCI

友 達「あっくさん、やっとネムが返金されたよ」
あっく「おー!よかったね。ネムの保有量2倍だね?」
友 達「え?どういうこと?」
あっく「今の価格は1ネム(ゼム)40円で、88円相場で返金されたのなら2倍買えるじゃん!」
友 達「その発想には至らなかった。買ってないっす。怖いっす。」
あっく「いやいや、至ろうよ。ネムを愛してガチホと決めて購入したのなら、買い戻すべし!」

先日の友達との会話です。

友達のように「もう仮想通貨なんて、そしてNEMなんてたくさんだ!」と怖気付いた人もいれば、私と同じように「倍プッシュだ!」と返金されたお金で2倍の枚数を購入した人もいたはずです。

返金が行われた直後(3/12〜3/13)のネムの価格は、見事に上昇していますが、この価格上昇は仮想通貨市場全体が上がったことによる影響なのか、それとも、「倍プッシュだ!」という人たちの支えによるものなのか?
下のチャートを見ただけでは判断できません。

そこで登場するのが当サイト独自の仮想通貨指数CCCI(Comparable Crypto Currency Index)です。
CCCIについては過去の記事でも紹介していますが、2018年1月1日を基準とした、時価総額上位30位の仮想通貨の価格の上げ下げの平均のような指数です。加えて、CCCIは、各通貨の価格の動きと比較できるようしています。ネムの場合は、coin-check.info/currency_nem で確認できます。

まず、左側のグラフについて。
青のラインは、1/1を基準(1.0)とした、ネムの価格の変化を示しています。もっとも下落した時は、1/1の3分の1近くにまで落ち込んでいます。
赤のラインは、1/1を基準(1.0)とした、指数(CCCI)です。現在、0.5前後ですので、ざっくりとした解釈として仮想通貨市場は今年に入って約半分の規模になったと考えください。Coin Market Capサイトの時価総額で見ても、おおよそ半分になっています(新たな通貨が誕生し続けているため、時価総額と比べると徐々に差がついて行くはずですが)。

CCCIのグラフを見やすくするするために、3/11から3/13の範囲に色をつけてみました。
左側のグラフについてですが、CCCI(赤)はほぼ横ばいなのに対し、ネム(青)は、急上昇していることが分かるかと思います。
つまり、3/11から3/13は、仮想通貨市場に連動した動きをしたのではなく、ネムが他の通貨よりたくさん買われたことを示します。
コインチェックのネムが日本円となって返金されたのが3/12前後なので、返金されたお金でネムを再購入したと言えるのではないでしょうか。

右側のグラフは参考程度のものですが、CCIに対してどのような動きをしたのか、ということを示します。
1月26日にネム流出事件が発生し、コインチェックの取引が停止されたことにより事件直後の暴落は免れたものの、その後、平均的な仮想通貨よりも売られ続け、右肩下がりに落ち込んでいる様子が見て取れます。
そして、返金後のネム買い戻しを予見した人たちの買いと、「倍プッシュ組」の買い戻しにより、V字回復したと考えます。
各取引所や仮想通貨情報サイト等で、1時間前や24時間前からの価格変化率をウォッチしていれば、他の通貨と連動しているかどうかが分かるのですが、それだけでは過去の振る舞いが分りません。
CCCIの指数のグラフを見ると、仮想通貨全体や各通貨の過去の動向を知ることができるというわけです。
数ヶ月も経てば、右側のグラフから、伸びる通貨、生き残る通貨、消えてゆく通貨などを読み取ることができるかも知れません。

みなさんの推しメンならぬ推し通貨がCCCI(平均)と比べてどのような動きをしているのか、ぜひ調べてみてください。
各通貨の詳細ページを見る方法はいくつかあります。例えば、トップページで表示させ、コイン名のリンクから進むことができます。

その他に、トップページ上部右の検索窓で仮想通貨を選択することでも、ご覧いただけますし、仮想通貨一覧ページにもリンクを用意しています。

アクセスが混み合って繋がりにくいことが多くご迷惑をおかけしています。スペックの高いサーバを契約し、移行準備中ですので、もうしばらくお待ち下さいませ。

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